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2006年09月07日(木) 記事No.6
眠りが浅くなったとき、私はふと呼ばれているようなきがした。
どうやら呼んでいるのは妹のようである。
でも私はまだ完全には目が覚めていないので、「お母さんが…だよ?」とか「…なんだからね」とか断片的にしか理解出来なかった。
でも、そんななかでも解ったこともある。
どうやら妹は必死だと言うこと。
なぜ必死に私に語りかけているかはわからないが、なんどもなんども私に語りかけてきた。
なので私はその期待に応えるべく起きようとして手に力をいれた。
正確には手に力を入れようとした、がただしい。
そう、手が動かないのである。
それも動かないのは痺れているからなどではなく、思いっきり動かそうとしてもせいぜい指の第一関節が若干動かせる程度…。
私はひとまず起きることを諦めて声を掛けることにした。
でも、案の定声も出なかった。
喉を息が通る感覚は確かにあるにもかかわらず声にならない。
私は正直焦った。
何が起きているのかわからなかった。
ただ、起きあがれず声も出せないという現実を突然つきつけられた。
なぜこのような事になったのか検討もつかない。
だからといって現状に甘んじるつもりも到底なかった。
私はもがいた。
手は動かなくとも足は動くかもしれない。
腰から起きあがれるかもしれない。
私はなんども、なんども身体を動かそうと必死にもがいた。
でも…結果はすべて効果を得るには至らなかった。
突然全身の筋肉が完全に衰えてしまったかのようである。私はこの時恐怖と絶望を感じた。
そして、ふと近くに妹がいることを思い出し思いっきり助けを求めた。
声が出ないと解っていても少しの可能性を重い声を上げた。
しかし、ついに努力は実ることは無かった。
しかも、妹は私にどんなに話しかけても起きないと諦めようとしている。
私は必死になった。必死になって今の状態を伝えようとした。しかし、伝わることなく妹は去ってしまった。
私は愕然とし絶望もした。
希望を失ったのであるから当然と言えば当然なのかもしれない。
そしてそのまま意識も落ちていった…。

私は目が覚めた。
時計は午後五時半を示している。どうやら一時間半ほど寝ていたようだ。
私はその時気が付いた。
身体が自然に動いている。今自分が一人でいることも確認して声も出してみたがしっかりと出る。
どうやらさっきのは夢であったようだ。
私は安心した。そして安心ついでに今妹が家にいないことも思い出した。
目を覚まそうと台所へ行き飲み物を飲むためにグラスと手に取ろうとしたとき、私は身体が妙にこわばっている感じがした。
まさかと思いながら手のひらを見ると、指の第一関節の節目に力がかかっていたためか赤くなっていた。

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2006年09月05日(火) 記事No.4
時計を見るとそろそろ夕方の四時に近づく時間である。
私はソファーに座り、特に当てもなくテレビをつけていた。今日は久しぶりの休日、なのにこれといってすることがない。だからといってどこかに遊びに行くには、時間がたちすぎてしまい何もしないには、時間が余って仕方がないという中途半端な時間になってしまった。しかも、何かやろうという気にもなれないでいた。
時間を浪費してるだけの状態にも飽きてしまってきたとき「ちょっと寝るね」と母親が私に声をかけてお昼寝をしてしまった。
よくよく考えれば今日は休日なのに今家にいるのは私と母親のふたりだけ。
そんなことを考えていると急に眠たくなってきた。
特にやりたいことも無く、ただ流れてるテレビを見続けてるのにも飽きてしまったので私も少し寝ることにした。
この時はちょっとしたお昼寝のつもりで…。
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